ルーレットで確実にもうける方法。とその応用

かつて「宝くじを当てる3つの方法」たるエントリを書いたのだが、結局はラプラスの魔を使うなどとふざけた結論に至ってしまった。
それゆえこのようなタイトルのエントリを書くと「またか」と思われそうだが、今回は完璧だ。
理論上実行可能であると思われるし、現実的に考えてもおそらくは実行可能だろうと思われる。
まぁ、それゆえに、別の場所ですでに書かれているやもしれない、ということと、めんどくさいので調べていない、ということだけは先に述べておく。
ついでにいえばルーレットのルールですらまじめに調べていない、ということも加えて述べておこう。


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となっている。
重ね重ね各方面の方々に謝りたい。




夢を壊してすまん、と(違


さて、閑話休題
ギャンブルで確実にもうけたい、という人間はまずギャンブルをやめることから始めるべきであるが、一方、ルーレットでは必勝法と呼ぶべき方法が存在する(気がする)。
まずは話を簡単にするために、0,00,000であるとか控除率云々の話を抜いて考えよう。
加えて、かけるのはルージュかノワール。つまり赤か黒かにかけるものとして、倍率をx2とする。
つまり、非常に単純に、次の出目が赤であるか黒であるかを当てるだけ。
あたえば掛け金の2倍を得て、外れれば掛け金はボッシュートとなる。


さて、これだけを条件に数学的に考えればいくらかけようと、どうかけようと儲けの期待値は0になるはずだ。
つまり掛け金をxとすると、2*x*(1/2) + 0*(1/2) = xということ。長期スパンで言えば賭けた元金がそのまま返ってくるだけ、といえる。


ここから一歩踏み込んで「確実に」もうける方法を考える。
たとえば、一回目で当ててしまった場合、これはそのまま賭を終了させればよい。その分がそのまま儲け分となる。
もちろんそんなことばかりではなく、一回目から負けることもあるだろう。
となれば負けた分を取り返さなければならない。
これらを考慮するとこうなる。


1. 儲けたい額を好きな色に賭ける。
2. 勝てば終了する
3. 負けたら先ほど賭けた額の2倍を賭け直す。
4. 繰り返し。


ということだ。
この方法の実用度を考える前にまずはどうなるかをシミュレートしてみよう。
儲けたい額を1ドルとする。


1回目で勝った場合 -> 1ドル賭けて2ドルを得たため、儲けは1ドル
2回目で勝った場合 -> 出費は最初の1ドルと次に賭けた2ドル、合計3ドル賭けて、2ドルの2倍、つまり4ドルを得るため、儲けは1ドル
3回目で勝った場合 -> 出費は1ドル+2ドル+掛け金の4ドル、得られる額は4ドルの二倍で8ドル、儲けは1ドル
...
以下同様だ。
たとえ何回目で勝とうともかならず1ドル得られるのだ。


もちろん負け続ける限り掛け金は2倍2倍となるのだから最後は途方もない額を賭けることとなる。
たとえば10回連続で負けたとすると次の掛け金は1024ドル。
たかだか1ドルを儲けるために1024ドルも賭けなければならない、と考えると非常にばかばかしくなる。
それもただ1024ドル賭けるだけでなく、それまでに1+2+4+8+...+512=1023ドル「スって」いるわけだから、用意しなければならない額は2047ドル。
それでもまだ、次に勝つとは限らない。負ければ2048ドル。用意しなければならない額は4095ドル...。
次こそは...などという言葉はもはや泥沼。


もしあなたが無限の資金を持っているというのならば、いつかは勝つことができよう。
もちろん、無限の資金を持つ人間がたかだか1ドルを得たいか?といえば答えはノーだろう。


加えていえば熟練したディーラは出目をコントロールすることができる、ともいわれている。
最初1ドル2ドルのうちはディーラも無視するだろうが、1000ドル200ドルともなればむしれるだけむしりにくることは想像に難くない。
賭けられなくなるまでむしり取られ、かける金がなくなったとき、負け分を回収する手段を持たないあなたは無一文、となるわけだ。


そこで、多少方法を変える。
といっても掛け金はそのまま。先ほどと同様だ。
「掛け金」を変えず「賭け方」を変える。
赤なら赤、黒なら黒、そう決めたらひたすらかけ続けるのだ。
負け続ける、ということはつまり、賭けた色とは別の色が出続ける、ということ。
同じ色が10回も20回も続くようなことはめったには起きないこと。
なればいつかは勝つはず。


と、いうのはギャンブラーの愚考。
確率論の基礎の基礎、たとえ何度同じ色が続こうと、次出る色は同様に確からしい50%だし、例えば「10回連続で赤が出る」というのは1024分の1の確率なわけだが、これは逆をいえば1000回ぐらいに一回ぐらいは起こりうるということだ。
自分がその1000回に1回に遭遇するのは考えられないことではない。


なのだが(二重否定)、それはそれ、これはこれ。
というのも、もし、もしの話であるが、ディーラが出目を操れるとしたら...。
もしその話が本当というのならば、おそらくディーラは同じ色がそうなんども続く、という事態は避けたはずだ。
というよりはおそらく無意識でも避けるのではないかと思う。


10回連続で赤が出る、というのは先ほども書いたとおり1000回に一回、起こりうることではあるけれど、一方でその場に居合わせた人間からしてみれば「奇妙」なできことでしかない。
最初のうちこそ、「反確率論者」が「次こそ黒に違いない」と嬉々として黒に賭けてみたり、「自称理論派」が「確率論でいえば50%50%だ」といいながら執拗に赤に賭けたり、と各々が各々の考えでルーレットを楽しむだろうが、
やがて10回,20回に達しようものなら、つい「見えない何かがあやつっているのでは」などと思いたくなってくるだろう。


ディーラは店側の人間であるが、一応名目では公正中立でなければならない。というよりそうでなければ客も寄りつかないだろう。
となればディーラ側としては疑われたくないだろうし、目立つのはあまり好ましくない。
7回も数えないうちに意識的にも黒のポケットにボールをほうりこむだろう。
長期スパンでの確率論よりも短期スパンでの「確率論っぽさ」の方が優先されるのだ。


こういった背景を考えると「同じ色に賭け続ける」というという行動自体はあながち間違ってはおるまい。
とはいえそれでも依然、少額を儲けるために大金を積まなければならい、という事態に変化はない。
例えば、7回連続で同じ目はでまい、と自分ルールを設けたとしても、6回負けた時に賭ける額は最初の32倍。
必要額でいえば64倍程度。


これを変えることはできないだろうか?


なにも最初から挑まなくてもいい。


6回続くかもしれない赤ないし黒に、最初から挑み続ける必要はないのだ。
つまり、3回なら3回、4回なら4回、同じ色が出たら反対の色に賭けるのだ。
その分「連続数」を水増してやるのだ。
3回赤が出た、さぁ黒に1ドル賭ける。
4回目も赤だ、儲けは-1ドル、次は1ドルx2で2ドル賭けるぞ。
5回目も赤だ、儲けは-3ドル、次は2ドルx2で4ドル賭けるぞ。
6回目も赤だ、儲けは-7ドル、次は4ドルx2で8ドル賭けるぞ。
7回目は...まぁ、黒だろう(by 自分ルール)。
ここまでに必要な額は1+2+4+8=15ドル。


儲けは(おそらく)確実に元金の6%。
上々じゃないか。


となるわけだ。



一応念のため、一言。
!! 例えば赤が6回続いたからと言って、次に赤が出る確率が変わることはありません。赤/黒ともに同様に確かに50%です !!
世の中には赤が7回連続して出る確率が1/(2^7) = 1/127だから、6回赤がでたあとに赤がもう一回でる確率が1/127だ、と思ってしまう人もいるらしいので...。


あくまで今回の考察はディーラが出目を操ることができる、ということと、ディーラが短期的な確率論の偏りを是正するに違いない、という二つの仮定の下成り立っています。
例えばこれが機械がボールを入れている、だとか、ディーラが同じ色が出続けることをなんとも思わない人だったら、などという場合には通用しない、ということに注意。


ちなみに控除率云々が絡むとき、つまり、手数料がかかるときも同様に行うことができます。
基本的には「それまでに投資した額+手数料+儲け分」を賭け続けるだけ。





まぁ、実際ルーレットのルールしらんからわからんけどね。(うぉぃ
ついでにいえばミニマムベットとかマキシマムベットとかあるんじゃね?(あ
とりあえずディーラに目をつけられないよう、早めに利益だけ回収して、深追いせずにやめるが勝ち、なのかなぁ。
つまりは結論。


『ギャンブルは嵌ったら負け』


...またこんな結論か....。


ちなみに冒頭に「現実的に考えても云々」の件を書いたわけですが、100万,200万用意すればまず確実に、といっていいほどの確率で1円ぐらいの儲けはでるでしょう。
ええ、儲けてます。1円ぐらい。
効率悪いけど。ちゃんと儲けてます。ウソツイテナイヨ(あは

# エントリ書きながら多少ググってみたけどルーレットはいろいろあるみたいね。こういうの。ナントカシステムとか。
# こういう賭け方もたぶん既出みたいな雰囲気。どういう思考でそうなったのかは知らないけど。
# 負けたら2倍かければいいんだ、という友人の何気ない一言から布団の中でここまで考えてみたのだが、誰かの通った道なのかなぁ。
# ま、どうでいいや。あは。